ランディング
ランディングのコツとして良く言われるのに,
早めにランディングポイントを見つけてそこから目をはなさない
というのがあります.
これができるトリックであれば,たしかにランディングポイントをスポットし続けることで
メイク率を上げることができるでしょう. しかし,例えば to フェーキー となるエアや
フロントフリップ等ではどうしてもランディングポイントが視界から外れてしまいます.
そういったエアでのランディングを成功させるためには
- エアのどこかの時点でランディングポイントをスポットし,その時点の高さや方向から
ランディングのタイミングを判断する.
- フェイキーストレートや180でフリーズして最後に180回し足す360等のような
ランディングポイントをスポットするタイミングの無いエアの場合は,とりあえず別のエアを
跳んで,進入速度/サッツ/ランディングポイントを確認してからトライし,トリック中にキッカーでも
スタート位置でもどこでもいいので,とにかくどこかをスポットする.
という2つのコツがあります. この2つとも結局は進入速度とサッツによる飛翔経路の予測に基いています.
しかも「予測」といってもせいぜい1〜2秒のことなので大脳で計算している時間などなく,
ほとんど直感的な判断になります. この直感的判断は経験によってつちかわれるものなので,これらの
コツを知識として知ったからといって,即座に活用できるものではありません.
サッツのコツでも書いたように,色々な台で,色々なスピードで,
いろいろな踏み切りでのエアを体験して,台,スピード,踏み切り,etc. とエアの放物線の関係を頭(と体)で覚える
ことです.
遊びの中で,例えば跳ぶ前に台を見てランディングポイントを
予想してみるとか,目標を決めてなるべくその近くに降りるよう跳んでみるとかすると,
飛翔経路の予測能力を早く手に入れられるかもしれません.
知識として知っただけでメイク率を高められるかもしれない重要なコツとしては
- 進入→サッツ→技のマキシマム→ランディング→アウトラン 全てを一連の流れとしてイメージする.
というものがあります.
皆さんエアを跳ぶ前にスタート地点で,空中フォームを作ってみたり,腕の動きをリハーサルしたりして,
エアのイメージを固めていると思います. この時,どうしても板をグラブして引き付けるトリックのマキシマムばかり
イメージしてしまいがちです. これまでトリックのマキシマムをイメージしていた人は,
そこからグラブを解いてランディングし,ランディングバーンを滑り降りていくところまでを
一連の流れとしてイメージしてから実際に跳ぶようにしてみて下さい. メイク率を上げられると思います.
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