最近(2000.12)推薦の How To 本

「コツ, How to というもの」に 「私のWEBの数十倍の価値があると思って」しまうような雑誌記事ヤ HowTo本が世の中には存在すると書きました. 今回は2000年12月に 本屋を覗いてみて,私が気に入った2冊のHowTo本を紹介します.
どちらもスキーではなくスノーボードのワンメイクHowToムックで, どちらもプロスノーボーダーの山崎勇亀さんをフィーチャーしています.
まず「TRICK★STAR」の方ですが,このサイト(の骨折日記以外の部分) を気に入っていただいている方なら,まず間違い無く気に入ると思います. まず,HowTo本として異例なほどプレーヤー山崎氏の「コツ」や「こだわり」が 多くの文字数で表現されています. シークエンス写真を解説しているカラーページと別に14ページぎっしりの文字と 簡単なイラストでストレートジャンプの基礎からロデオフリップの安定したメイクまで, プレーヤーの視点から論理的な考察を交えて書かれた「山崎勇亀監修 ワンメイク基礎講座」 は圧巻です. これがスキーにどこまで通用するものかは私自身では検証していませんが, 多分に得るものがありそうです. とりあえず読み応えは十分あります. また,山崎氏へのインタビューも読ませます. 文句無し,買い.

次に「上達ガイド」の方ですが,こちらは一見オーソドックスな, シークエンス写真とその解説からなるHowTo本に見えます……しかし! 多くのトリックについて,見開き2ページを使ったシークエンス写真の次の2ページも, 同じトリックのシークエンス写真とその解説が載っています.
どういうことか?
最初のシークエンスは山崎氏による基本に忠実なトリックの シークエンスと,そのトリックの基本となるコツの解説. 次のシークエンスは, これも山崎氏による勇亀スタイルでの同じトリックのシークエンスと, そのトリックでの山崎氏のこだわりとそのスタイルを出すためのコツの解説, という構成になっているのです.
「スタイルってのは自然に出てくるもんだ」とか「スタイルなんて癖の一種だ」 とか言う人達にはぜひこのムックのPP.70-75の3パターンの OPEN 360 INDY の写真と 解説を見て欲しいですね. 山崎氏は明確に3つのスタイルのスピンを使い分けていて, その中で自分のこだわりを確実なテクニックで追求しています. この辺りを立ち読みして,気に入った人には買いでしょう.  PP.70-75を読んでもピンとこない人は巻末のインタビュー(特に最終ページ) だけでも立ち読みして下さい. このサイトに少しでもシンパシーを感じてる方なら, 山崎勇亀プロを尊敬しちゃうと思います.

山崎勇亀プロのオフィシャルサイトもあります.
yuki-yamazaki.com
http://www.yuki-yamazaki.com/
コンテンツはあまり充実してないようですが…


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