トレーニングについて(その1)

「トレーニング」とは非常に広い概念です.
実際に雪上で行う「雪上トレーニング」,トランポリンやウォータージャンプ等の 「オフ トレーニング」,ウェイトトレーニングやランニングのような 「体力トレーニング」,さらにイメージトレーニングやリスクトレーニング等の 「メンタルトレーニング」.
世界は様々なトレーニングで溢れています.

なぜそんなに様々なトレーニングが考案/実行されているかと言えば, 具体的な練習手段としての「トレーニング」に王道は無いからです.
それだけに,ただ漫然と「上手くなりたいな〜」などと思いながら決まりきった 練習をつづけても,上達は保証されません.

「俺は今やってる練習が楽しいからコレでいいんだよ」

という方,トレーニングが楽しいとしたら,それはとても良いことです. しかし,悪くすると貴重な練習時間,¥,体力が全く技術向上につながら無かったり,最悪怪我や故障で シーズンを棒に振る可能性も有ります. 同じように楽しめて,もっと安全/安上がり/効果的な トレーニングが無いかどうか検討してみるのは無駄ではないでしょう.

「トレーニングに王道は無い」と書きましたが,それはあくまでも「具体的な練習手段」 としてであって,その一段階上の「練習手段の選択」には王道があります.
  1. 自分の理想のスタイルをイメージする.
  2. 自分の現状を客観的に把握する.
  3. 理想と今の自分との違いが何なのかを分析する.
  4. その違いを埋めるためにはどんなトレーニングが必要か考える.
  5. 考えたトレーニングを実行する.
  6. トレーニングの成果を確認し 2. の現状の把握 にフィードバックする.
当たり前のことに思えるでしょうが,実際に自分を振り返って,この通り出来ている人は 少ないはずです.
トレーニングについて(その2)では 1.〜6.について少し細かく説明します.

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